W32TeX based on TeX Live 2021 and Kpathsearch 6.3.3 |
[ texinstwin.zip ]
(texinstwin.zip の中には、圧縮フィルタとして gzip に加えて、 bzip2 も使える tar が入っています。オプション文字は j です。 また、圧縮効率の高い lzma も tar から使えるようにしています。 lzma のオプション文字は Y です。更に xz と lzip も tar から使えます。 xz のオプション文字は J です。 gzip, bzip2, lzma, xz, lzip も入っています。この tar.exe はファイル名 から必要フィルタを推測するので、オプション文字を省略することができます。)
(zip ファイルを展開するプログラムがなかったら、 簡単なコマンドライン版の [ unzip.exe ] を入手して下さい。)
TeX をインストールするトップフォルダ (例えば c:/w32tex) に texinstwin.zip を展開します。 texinstwin.zip が c:/temp に入っている場合は次のようにすれば良いでしょう:
c: cd \w32tex unzip c:/temp/texinstwin.zip
TeX をインストールするトップフォルダは
c:/w32tex とか d:/usr/local とか e:/ptex
など何でも良いのですが、
c:/Program Files/tex
のように途中にスペースが入っている名前は避けて下さい。
うまく動くようにみえる場合もありますが、
何らかの問題が生じる可能性があります。また漢字など、ASCII文字でないものがインストールフォルダ名
に含まれていると、pdftex や euptex など、重要な幾つかのバイナリが正しく動作しなくなります。
必ずインストールフォルダ名は ASCII 文字だけが含まれるようにして下さい。
ASCII 文字でない文字を含むフォルダの場合も、 ASCII文字のシンボリックリンクを作成して、PATH をその
シンボリックリンクを使って再定義すると、正しく動作します。
次に,下記の必要なアーカイブを例えば c:/temp にダウンロードして
c: cd \w32tex texinstwin c:/temp
とするとインストールされます。texinstwin コマンドの引数は,ダウンロード したアーカイブファイルが入っているディレクトリのフルパス名です。 このフルパス名にスペースが入っているとエラーになります。 最後に PATH に追加定義すべきものが表示されますから, OS 標準の方法で定義して下さい。 実行ファイルの存在するディレクトリを PATH に追加するだけであり、 他の環境変数は定義しないでもよいことに注意して下さい。
TeX をインストールしたディレクトリ(上の例では c:/w32tex) に入っている全ての EXE ファイルは、有用と思いますので bin ディレクトリ (上の例では c:/w32tex/bin) に移動しておくと良いでしょう。
latex.tar.xz | LaTeX |
mftools.tar.xz | mktexmf, mktextfm, mktexpk and ps2pk |
platex.tar.xz | pLaTeX by Japanese TeX Development Community |
pdftex-w32.tar.xz | pdfTeX and jbig2.exe |
ptex-w32.tar.xz | pTeX by Japanese TeX Development Community |
web2c-lib.tar.xz | Basic library files of TeX |
web2c-w32.tar.xz | Binary files of TeX and its friends |
datetime2.tar.xz | datetime2 package for LaTeX |
dvipdfm-w32.tar.xz | DVI to PDF driver dvipdfmx |
dvipsk-w32.tar.xz | DVI to PS driver dvipsk |
jtex-w32.tar.xz | NTT-jTeX by T. Sakurai |
ltxpkgdocs.tar.xz | Documents on Basic packages for LaTeX |
ltxpkgs.tar.xz | Basic packages for LaTeX |
luatexja.tar.xz | luatex-ja package by H. Kitagawa et al. |
luatex-w32.tar.xz | LuaTeX |
makeindex-w32.tar.xz | makeindex programs (makeindex, mendex, upmendex) |
manual.tar.xz | Manual files |
newtxpx-boondoxfonts.tar.xz | newtx, newpx, and boondox fonts |
pgfcontrib.tar.xz | pgf, tikz tools |
t1fonts.tar.xz | Type1 fonts of cm, ams and others |
tex-gyre.tar.xz | tex-gyre and tex-gyre-math fonts |
timesnew.tar.xz | tfm and vf for TimesNewRoman and Arial (PFB) |
ttf2pk-w32.tar.xz | TrueType to PK driver |
txpx-pazofonts.tar.xz | TX fonts, PX fonts and mathpazo fonts |
xetex-w32.tar.xz | XeTeX by Jonathan Kew |
xindy-w32.tar.xz | Indexing system XINDY by Joachim Schrod |
xypic.tar.xz | xypic package |
aleph-w32.tar.xz | Aleph ( e-TeX 2.1 + Omega 1.15 ) |
biblatex-biber.tar.xz | biblatex and biber.exe |
cbfonts.tar.xz | cbgreek font |
cjkzr.tar.xz | CJK package and various packages by T. Yato |
context-doc.tar.xz | Documents on ConTeXt by Pragma ADE |
context.tar.xz | ConTeXt by Pragma ADE |
cweb-w32.tar.xz | CWEB by D. Knuth and S. Levy and CTIE by J. Gilbey |
dvi2ps-w32.tar.xz | DVI to PS driver by T. Sakurai |
dvi2tty-w32.tar.xz | DVI to TTY driver |
dvitools-w32.tar.xz | dvidvi, dv2dt, dt2dv, dvipng, dvisvgm etc. |
gregorio-w32.tar.xz | Gregorio by Elie Roux et al. |
latex-dev.tar.xz | Package for tests of the pre-release version of latex |
lcdf-typetools-w32.tar.xz | LCDF Typetools by Eddie Kohler |
luajittex-w32.tar.xz | LuaJITTeX by Luigi Scarso |
minitoc.tar.xz | minitoc package |
m-tx.tar.xz | M-Tx preprocessor by Dirk Laurie |
omegaj-w32.tar.xz | Omega with Japanese support |
otfbeta.tar.xz | latest version of OTF package by S. Saito |
plain2-2.54-w32.tar.xz | text to TeX or NROFF translator |
pmx.tar.xz | pmx preprocessor for musixtex by Don Simons |
pstricks.tar.xz | PSTricks |
pstoedit-w32.tar.xz | pstoedit 3.75 by Wolfgang Glunz |
psutils-w32.tar.xz | PostScript utilities by Angus Duggan, Reuben Thomas |
ptex-ng-w32.tar.xz | ptex-ng by Clerk Ma |
qpdf-w32.tar.xz | qpdf by Jay Berkenbilt |
sam2p-w32.tar.xz | sam2p by Szabo Peter |
t1utils-w32.tar.xz | LCDF Type1 font utilities by Eddie Kohler |
tex4htk-w32.tar.xz | TeX4ht for Win32 |
texinfo-w32.tar.xz | Texinfo with Japanese support |
tiff2png-w32.tar.xz | TIFF to PNG driver |
ttf2pt1-w32.tar.xz | TrueType to Type1 converter ttf2pt1 |
tuftelatex.tar.xz | Tufte-latex package |
txtutil.tar.xz | End-Of-Line character changer |
ums.tar.xz | ums package by A. Inagaki |
uptex-w32.tar.xz | Unicode pTeX by Takuji Tanaka |
utf.tar.xz | UTF package by S. Saito |
vf-n2bk.tar.xz | Virtual fonts to be used by NTT-jTeX and dvipsk |
xymtex.tar.xz | XyMTeX package by S. Fujita |
OS が 64 ビットの場合、通常のアーカイブに加えて、サブディレクトリ win64 にある 全てのアーカイブをインストールして(ただし、LuaTeX は安定版の luatex-w64.tar.xz か 開発版の luatex-dev-w64.tar.xz のどちらか一つを選択する)、PATH に追加するものを ;$INSTALLDIR\bin64;$INSTALLDIR\bin とすれば、殆どの実行ファイルが 64 ビットとなります。ここで,$INSTALLDIR とは, TeX のアーカイブを展開したときのカレントディレクトリであり,例えば c:\w32tex とか c:\usr\local\texdir\w32tex などを表すものとします。 WOW64 によるエミュレーション ではなくなるので、若干パフォーマンスがよくなることが期待されます。この場合には Ghostscript が 64 ビットであると仮定していますので、Ghostscript も 64 ビットのもの (例えば gs9540w64full-gpl.exe) をインストールしておくようにして下さい。
XeTeX for W32 のインストール方法 (1) TopDir/share/texmf-dist/fonts/conf に移動し、(つまりカレントディレクトリ とし) そこにある fonts.conf というファイルを編集します。編集するのは "Find fonts in these directories" というセクションだけです。 そこにはデフォルトで、 Windows のシステムフォントディレクトリが <dir>c:/windows/fonts</dir> として入れてありますから、このままで良い場合は編集する必要はありません。 ディレクトリの名前が違う場合には変更する必要があります。 Windows のシステムフォントディレクトリの他に、追加したいフォントの ディレクトリがあれば、同じディレクトリ TopDir/share/texmf-dist/fonts/conf にある local.conf.dist というファイルの名前を local.conf に変更してそのファイルに、 以下の例のようにして追加して下さい: <dir>c:/w32tex/share/texmf-dist/fonts/opentype</dir> <dir>c:/w32tex/share/texmf-dist/fonts/truetype</dir> <dir>c:/w32tex/share/texmf-local/fonts/opentype</dir> <dir>c:/w32tex/share/texmf-local/fonts/truetype</dir> なお、サブディレクトリは自動的に検索されますから、一番上のディレクト リを書いておくだけで充分です。 (2) コンソール上で fc-cache -v なるコマンドを実行して下さい。これはフォントディレクトリにある各ファイル をスキャンして、キャッシュファイルを作成するコマンドです。キャッシュ ファイルは、TopDir/share/texmf-dist/fonts/cache に作成されます。 大きいフォントファイルが大量にあると、このコマンドは終了までに数分かかる ことがありますから、気長に他の仕事をしていて下さい。 以上でインストールが終了します。使用可能フォント名は、通常のものが使えます。 名前を見たい場合は、 fc-list : file fullname >namelist.txt とすると、 namelist.txt に記録 されます。ただし utf8 で記録されますから、もし shift-JIS で見たかったら nkf -s namelist.txt >namelist.sj とすれば良いでしょう。
XeTeX W32 のサンプル を読む。
Acrobat などの PDF Reader が必要です。このサンプルは専用のパッケージを何も
使用していないので,日本語組版としては不完全な例です。
現在では優れたパッケージがあって,美しい日本語組版も可能です。
本田知亮さん、稲垣淳さんとの共同による、pLaTeX 用 GT フォントパッケージです。 GT フォント番号、Shift-JIS コード、代理文字(いわゆる嘘字)の、3 種類の 入力法をサポートしています。また、奥村さんによる新ドキュメントクラスにも 対応しています。ディスク領域に余裕がある場合には、 Omegaj パッケージを利用して、Type1 フォントを作成しておくと、 PostScript に Type1 フォントを埋め込み、質の良い PDF を作成すること も可能です。適当な一時ディレクトリで展開し、README.txt (Unix システム の場合には README.euc) を読み、それに従ってインストールして下さい。 gt200001.ttf と gt200009.ttf を Ver. 1.10 に、 gt200011.ttf を Ver. 2.32 にバージョンアップしなければいけないことに ご注意下さい。
Windows 用 gs-9.54.0 と gsview-5.0 について
gsview-5.0 は、gs-9.54.0 には対応していません。
GPL Ghostscript 9.54.0 の Windows 用バイナリのフルセットです。 本家との違いは、以下のようです:
1. -dWINKANJI なるオプションで、OS が認識する日本語 TrueType フォントや、日本語 OpenType フォントを使って、WindowsAPI 経由で PSを表示するという付加機能を持っています。 但し,Ghostscript 9.54.0 では,TrueType フォントを使って,縦書き 日本語も表示できるので,この付加機能は参考としての意味を持つだけに なっています。特別な理由がない限り,この付加機能を使う必要は ありません。 2. Resource/Init その他の内容をバイナリに含んでいません。
インストール法
1. gs9540w32full-gpl.exe (或いは gs9540w64full-gpl.exe) を実行します。 このとき,インストールディレクトリを決定して下さい。 2. C:\gs\gs9.54.0\bin と C:\gs\gs9.54.0\lib を PATH に付加します。 ここで C:\gs の部分は、インストールしたディレクトリによって 変化します。 3. CID フォントを持っている場合には、C:\gs\gs9.54.0\Resource\CIDFont にコピーしておきます。C:\gs の部分は、インストールしたディレクトリによって 変化します。 TrueType フォントのかわりに CID フォントを使いたい場合は C:\gs\gs9.54.0\lib\cidfmap で、/Ryumin-Light と /GothicBBB-Medium に関して記述してある部分を探して、それを /Ryumin-Light /HeiseiMin-W3 ; /GothicBBB-Medium /HeiseiKakuGo-W5 ; のように変更しておきます。C:\gs の部分は、インストールしたディレクトリによって 変化します。うまく行かなかったら元に戻します。 なお,GSView-5.0 は gs-9.54.0 には対応していません。
GNU Ghostscript 7.07 のバイナリです。オリジナルのものに付加して、 淺山和典さんによる Win32API ドライバを組み込んでいますので、 OpenType フォントや TrueType フォントなど、 OS が認識する任意の日本語フォントによって高品質な出力を 得ることができます。Win32API ドライバの仕様を拡張して、 Win32API で Bitmap データを得て、それを直接出力することができるようにし ており、これをデフォルトとしています。 GNU Ghostscript 7.07 には、gs-cjk team によって開発された技術が採用されており、他の Ghostscript における CID フォントと同じように、TrueType フォントを扱うことができるように なっています。従ってこの付加機能を使用しないでも、 日本語 ps、日本語 pdf を表示印刷できます。 Win32API ドライバが有効になるのは、オプション -dWINKANJI が指定された場合だけであり、それ以外の場合はオリジナルの 7.07 そのものです。 GSview 5.0 において
Options -- Advanced Configure... -- Ghostscript Options
なるエディットボックスに
-dWINKANJI
と書き込んでおくとよいでしょう。
1. gs707w32full.zip を展開したあと、インストールプログラム setupgs.exe を実行して指示に従います。 2. インストールディレクトリが c:/gs でない場合には、環境変数 GS_LIB の内容を d:\gs\fonts;d:\gs\gs7.07\lib;d:\gs\gs7.07\kanji のようにしておきます。最後の部分は Win32API ドライバによって参照 されます。これで終わりです。 3. GNU Ghostscript 7.07 の Advanced setting を完成させます。ここで Advanced setting とは、CMap ファイルのインストール、手持ちあるいは フリーの CID フォントのインストール、各種設定ファイル (gs_res.ps, CIDFnmap など) の編集等を指しています。このキットを インストールすると、CIDFnmap に TrueType フォントを記述する場合、 c:/windows/fonts、 c:/winnt/fonts は、見えるようになりますから、 フォントファイル名だけを記述すればよくなります。なお、Win32API ドライバで使うフォントの設定は gs7.07/kanji/kconfig.ps を編集して行います。